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永井良 ファイナンシャルブログ

2018/09/10  被災時、一部返済免除の住宅ローン

地震、台風で被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧されますようお祈り申し上げます。

年を追うごとに自然災害によっての被害が大きくなっていますが、 私が住んでいる関西では、ここ最近では高槻を震源とする大阪北部地震、度重なる台風の被害が甚大でした。
停電も長期間続き、私の記憶では阪神大震災以来ではないかと思いました。

◆被災時の住宅ローン

さて、このような自然災害で被災した際に住宅ローンの返済を一部補償してくれる住宅ローンがあるのをご存知でしょうか?
最大で24ヵ月分免除されます。
家屋の前回で24ヵ月分。大規模半損で12ヵ月分。半損で6か月分となっています。
もちろん補償があるに越したことはありませんが、

  • その分コストがかかる訳ですから、付けるかどうか
  • 被災時一部返済免除特約が付けられる銀行を選ぶかどうか

悩むところですよね。
そのような相談を受ける事は多いですが、 生命保険でも損害保険でも言える事は、どの保険に加入したとしても、 基本的には保険会社が儲かるようにはできています。住宅ローンの被災時一部返済免除特約も、銀行(又は保険を依頼している保険会社)が儲かるようにできていると言う事です。

◆選択の判断について

では、選択するかどうかの判断は?
その保険がないと万が一の時、生活が立ち行かなくなるかどうかだと考えています。
毎月10万円の返済があったとして、最悪の場合を想定し建物が全壊したとしましょう。 建物は火災保険で建て替える事ができるとして、1年間仮住まいが必要と想定した際に、 住宅ローンの返済ができなくなる人は特約を検討する必要はあるでしょう。
でも、予備資金でなんとかなる。一時的になら親から借りてなんとかなる。 という方は必要ないかもしれません。
万が一の際の最大保険金額を考える事はとても大切です。
毎月10万の支払いで24ヵ月が限度であれば最大保険金額は240万です。
大きな金額ではありますが、
建物の火災保険は最大で数千万。仕事ができなくなった場合の長期就業不能保険も数千万の最大保険金になったりします。
確率の問題ではなく、万が一の経済的負担が大きい、リスクの高いものから保険に加入するように心がることが大切です。