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永井良 ファイナンシャルブログ

2020/03/10  無料相談の注意点

◆無料相談の仕組みを把握しておきましょう

FPは個人のお金に関する様々な相談に応えてくれます。
個人、家族が生きていくうえで関わるライフイベント、例えば結婚や妊娠・出産、育児や住宅購入などの幸せなイベントもあれば、入院、交通事故、介護、死亡のような大変な出来事。
それらの様々な出来事には必ず「お金」が関わってきます。
「これからのお金」についてプロに相談してみたい!ということがありますよね。
そんな時に頼りになるのがファイナンシャルプランナーです。

ではFPに相談する時に、あなたは「無料相談」「有料相談」のどちらを選びますか?

多くの人は「無料相談」を選びたくなります。「お金」は大切だからです。でも、よく耳にする「ただほど怖いものはない」という言葉。
FPに関しても決して例外ではありません。
誰かが損しなければ、自分が利益を得られないのが経済の原則。FPもボランティアでは食べては行けません。

では、皆さんが選びたくなる「無料相談」をしてくれるFPはどこでお金を得ているのでしょう?

保険の無料相談であれば、お客様に保険をご契約頂く事によって保険手数料が保険会社より入ります。

不動産会社やハウスメーカーが紹介する、ライフプランや住宅ローン無料相談をするFPは、保険販売に繋げたり、紹介してくれた不動産やハウスメーカーから相談料が入ります。

こういった仕組みがあるという事を、相談者様は理解しておく必要があります。

では「有料相談」なら公平中立な立場で必ず提案してくれるのか?と言われればそうとは限りません。
「有料相談、1回1,000円。何時間でも相談可能」のような、人件費を考えるとどう考えても成り立たないような内容だったりすると、やはり何らかの別の収入に繋げなければ、そのFPは普通に仕事を続けていくのは難しいと言えるでしょう 。
FPが、相談料だけで食べて行けるぐらいの価格設定でなければ、本当に公平中立な立場でのアドバイスは難しいと考える必要があります。

◆有料相談、無料相談のメリット、デメリット

ここまで無料相談のカラクリを説明してきましたが、一概に無料相談が悪いとは言い切れません。やはりどちらにもメリット、デメリットがあります。
改めてまとめると、

・「無料相談」
メリット:お金がかからない
デメリット:お客様の立場に立ってプランニングをしているのか、FP自身の利益に繋がるように誘導してプランニングしているのかが分かりづらい。

・「有料相談」
メリット:相談料から収入を得る公平中立な立場で、お客様自身に一番有益なプランニングしてもらえる。
デメリット:お金がかかる

です。
「無料相談」が合っている人は、ある程度の知識を持っていて、FPが本当に良いプランニングをしてくれているか見抜ける人、またはFPの言葉を鵜呑みにせず、良い情報だけを取捨選択できる人。
あまり金融業界に馴染みがなく、よく分からないまま、ついFP任せにしてしまう人は、誘導される可能性が高いため、「有料相談」が合っていると言えます。

一番のお勧めは、「無料相談」「有料相談」どちらも試してみる事です。
「無料相談」はお金がかからないため、試す事は簡単です。
「有料相談」はお金がかかるため、試すのもハードルが上がりますが、本当に親身になって相談に乗ってくれるFPに出会えれば、生涯では何百万、何千万と資産が変わってきます。
ぜひどちらも試してみて、自分自身に合ったFPを見つけてください!